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「1500は金メダルを」 3000メートル終えた高木美帆に十勝からも応援

 5日夜に行われた北京五輪のスピードスケート女子3000メートルで、幕別町出身の高木美帆選手(27)=日体大職-日体大、帯南商高出=は6位だった。期待されたメダルには届かず、前回大会の5位から順位を下げたものの、7日以降には「本命」の1500メートルなど4レースが控えており、十勝の関係者は「今後につながる」と健闘をたたえた。

 3000メートルは高木選手にとっては今大会の出場5種目の皮切りとなるレース。五輪新を出したトップとは4秒84差の4分1秒77だった。同町の飯田晴義町長は「3組目だったので、後半の組にいれば結果が変わっていたかもしれない。それなりの滑りをしたのではないか。今後の競技につながるまずまずの出足だったと思う」と話し、「7日の1500メートルに期待したい」と力を込めた。

 帯広南商業高スピードスケート部元監督で高木選手を高校時代に指導した東出俊一さん(65)=帯広大谷高社会科講師=は「1周目のタイムはやや遅かったが、動きは悪くない」と評価。「日本選手団の主将就任やメダル獲得の期待などのプレッシャーをバネにできるタイプ。ずぬけている実力の1500メートルは金メダルを取れると思う」と大きな期待を寄せた。

 帯広スケート連盟の細川吉博会長(63)は「本人にとっては、少し悔しい結果になったと思う。プレッシャーに押されず、本来の力を出してほしい。日本の選手全員、メダルに向けて頑張って」と期待した。
(松村智裕、本田龍之介、新井拓海)

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