とかちスイーツコンテスト 最優秀賞に帯広大谷高校Cチーム
十勝産の食材を使った今年度の「とかちスイーツコンテスト」(帯広市主催)の最終審査が2日、とかちプラザで行われ、帯広大谷高校Cチームの「ベジタブルマフィンinチーズ」が最優秀賞に選ばれた。同チーム考案のスイーツは9月1、2の両日にJR帯広駅前で開かれる食のイベント「とかちマルシェ」で限定販売される。
コンテストは今年で4年目。「十勝らしさ」に重点を置いて募集し、17組が応募した。
最終審査には1次審査を通過した8組が臨み、各自が持ち寄ったスイーツをPR。市内のパティシエら審査員5人が試食し、食材、外観、味、十勝らしさ、商品化のしやすさ-の5項目で評価した。
同チームは料理研究部の長谷川莉乃さん(16)、林望愛さん(17)=以上2年=、木村優音さん(15)、福田彩南さん(15)、松橋加梨さん(15)、阿部ゆづきさん(15)=以上1年=の6人で臨んだ。
マフィンは、十勝産の枝豆、チーズを生地に練り込み、ナガイモも混ぜることで生地をふっくらとさせる工夫をした。また、固形のチーズやベーコンも入れ、塩味を効かせた。6人は「何度でも食べたくなる、人を笑顔にする“インスタ映え”する一品」とPRする。
とかちマルシェでは1日100個限定で販売(価格は未定)される。最終審査で発表した1年の松橋さんは「十勝が大好きになるスイーツなのでぜひ食べに来て」と話した。同部顧問の千葉祐希教諭は「最優秀賞を狙っていたので本当にうれしい」と話した。
優秀賞には清水高校の「Ma ville natale『そば茶ムース』」、横山実乃李さん(広尾高校2年)の「十勝KURENAIムース」の2作品が選ばれた。
今稔郁審査委員長(トテッポ工房シェフパティシエ)は「どのスイーツもお客さんに売れるくらいおいしい」と講評。最優秀賞のマフィンについては「枝豆で十勝らしさが存分に出ていて、老若男女に愛される作品」と評価した。
最終審査の8作品のレシピは近く市ホームページで公開する。表彰式は9月1日、とかちマルシェの会場で行われる。(川野遼介)