ラグビーW杯仕様の車ナンバーが人気 初のロゴ入り
2019年にアジアで初開催される第9回ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会を記念し、国土交通省は4月から、初の試みとして大会ロゴの図柄が入った「W杯特別仕様」のナンバープレートを発行している。十勝でも多くの申し込みがあり、大会に向け応援の熱が高まっている。
16年の道路運送車両法の改正で、同じ番号のまま、特別仕様のナンバープレートに交換できるようになった。今回のW杯仕様が初の運用で、3日から発行されている。
デザインは右上にロゴが入ったものと、ロゴに加えて左部分に大きな図柄も入ったものの2種類。図柄入りは1000円以上の寄付金で選択することができ、寄付金はW杯開催会場の輸送力増強などの事業に充てられる。
取り付けは新車でも、使用中の車でも可能。軽自動車でも白いナンバーに交換できるため、全国で人気を呼んでいる。交換の場合は番号は変わらない。使用終了後は穴を空け、記念に保存することができる。
帯広運輸支局によると24日現在で、同支局では74件の申し込みがある。自家用車は寄付あり17件、寄付なし1件の計18件。事業用車は寄付あり1件、軽乗用車は寄付あり10件、寄付なし45件の計55件となっている。全道では935件、全国は2万9215件の申し込みがある。
交付手数料は、運輸支局ごとに異なり、帯広運輸支局では前後2枚セットで、ナンバーが「8」の特種用途自動車と「9・0」の大型特殊自動車・営業車は8000円。それ以外の自動車は7980円。いずれも大板の場合は1万2000円となっている。
申し込みは、専用のホームページ(https://www.graphic-number.jp/html/GKAA0101.html)または、ディーラーや整備工場で受け付ける。発行は大会最終日の19年11月2日まで。
帯広運輸支局では、「大会に向けて帯広でも盛り上がるきっかけになれば」と話している。
(藤島諒司)