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人間ばん馬 とかチェスが初優勝

懸命に鉄そりを引く「とかチェス」のメンバー(手前)ら。「JICA INTERNATIONAL」(奥)が猛烈な追い上げを見せる(2日午後4時15分ごろ。折原徹也撮影)

 帯広競馬場の本馬場を使って5人で150キロ(決勝は180キロ)の鉄そりを引く「ワールド人間ばん馬チャンピオンシップ」が2日、開かれた。社会人ラグビーチームの「とかチェス」(帯広市)が「JICA INTERNATIONAL」(帯広市)の猛追を振り切って初優勝を決め、優勝賞金88万円を獲得した。

 とかちばん馬まつり(ばん馬と共に地域振興をはかる会主催)の目玉イベント。十勝管内のほか、静岡県松崎町など道内外から25チームが参加した。

 競技は200メートルコースの前半110メートルを騎手が走り、後半90メートルは引き手5人が騎手を乗せた鉄そりを引いてゴールを目指す。参加チームは高さ1・7メートルの第2障害を力強く登る迫力あふれるレースを展開し、観客を沸かせた。

 決勝は予選リーグを勝ち抜いた5チームが対決。4回目の出場の「とかチェス」は日々の練習で培った筋力と精神力を存分に発揮して、初優勝に輝いた。堀江英嘉さん(38)は「賞金を使って試合用のユニフォームを新調したい。来年は2連覇を目指す」と力強く宣言した。

 JICA(国際協力機構)帯広の外国人研修員らでつくる「JICA INTERNATIONAL」は惜しくも優勝を逃したが、ディクソン・タイエブワさん(28)は「昨年の予選敗退から2位になることができた。来年はナンバーワンになりたい」と笑顔で話した。(中島佑斗)

関連写真

  • 表彰式で笑顔を見せるとかチェスのメンバー(2日午後5時5分ごろ)

    表彰式で笑顔を見せるとかチェスのメンバー(2日午後5時5分ごろ)

  • (2日午後4時15分ごろ。折原徹也撮影)

    (2日午後4時15分ごろ。折原徹也撮影)

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