佐藤さんら3人 ヤマハ英語フェスで道地区最優秀賞
英語のコンクール「第23回ヤマハ英語フェスティバル KIDS&ENGLISH」の北海道地区選考会で、帯広旭楽器商会・ヤマハ英語教室旭センターに通う佐藤朝埜君(8)=音更木野東小3年=、中山莉玖君(8)=幕別糠内小3年=と、同ニュータウン会場に通う山内優菜(ゆいな)さん(8)=帯広北栄小3年=のグループが最優秀賞に輝いた。3人一組でステージ部門のキッズC(小学校4年生以下)に挑み、全部門・カテゴリーを通じての最高位を手にした。
同コンクールはヤマハ英語教室に通う子供たちが参加し、ステージやクラスルームなどの各部門、年代などのカテゴリーに分かれて歌、ドラマ、ストーリーテリングなどの英語によるパフォーマンスを競う。審査は、それぞれのパフォーマンスを収録した映像によって行われる。
3人はステージ部門のキッズCにエントリーし、課題のドラマ作品「Ouch!」を演じた。学校の図工の時間に仲良く工作に励む「ケン」(佐藤君)と「バディ」(中山君)。バディがはさみで指を切り、保健室の先生(山内さん)の元へ向かうという物語。3人は劇だけでなく、「チャンツ」(リズムに乗せた言葉の表現)にも振り付きで取り組み、昨年11月のヤマハ英語教室での発表会の際、他のグループとともにビデオ撮影に臨んだ。
3人で練習する機会は1度だけだったが、それぞれが会心の出来だったと振り返る。佐藤君は「(せりふを)覚えるのが大変だったけど完璧だった」、中山君は「先生に言われたこと(単・複数形の表現など)を気を付けてできた」、山内さんは「緊張せずにうまくできた」と話す。
審査の結果、3人の作品は部門や、年代などのカテゴリーを超えて北海道全体の最高位となる最優秀賞を獲得。役になりきって演じきった点や、イントネーションなどの発音や発声が評価された。3人は「まさか」「びっくりした」などと驚きの表情を浮かべ、受賞を喜んでいる。
3人の映像は北海道代表として全国選考会で3月中に審査が行われ、今月25日の表彰会で結果が発表される。同コンクールの今回の応募数は未確定だが、前回は全国で4609点、北海道地区には239点の応募があったという。(大谷健人)