ミュージカル「KACHIBUS」原作本発売
十勝バス(帯広市)の野村文吾社長や同社の歩みを描くミュージカル「KACHIBUS」の原作となったビジネス書籍「黄色いバスの奇跡 十勝バスの再生物語」(総合法令出版)が10日、全国の書店で発売される。
著者の吉田理宏さん(東京、WAYOUTカンパニー社長)は小樽商科大テニス部の主将時代、一学年下で副主将だった野村社長とダブルスを組んだ間柄。経営者として大きく成長した野村社長の生きざまに感銘を受け、40年ぶりの増収を果たした取り組みの過程で生まれたドラマを描いた。吉田さんはミュージカルの企画も担当している。
経営コンサルティング会社勤務を経て独立した吉田さんは「皆さんの職場が少しでも楽しく、充実したものになるように、この小さなバス会社で起きたことをまとめた。何か少しでもヒントを見つけていただけたら幸い」としている。152ページ、1260円(税込み)。
ミュージカルは演劇ユニット「TEAM NACS(チームナックス)」(札幌)の森崎博之さんが野村社長役で主演、帯広市出身の俳優小野寺昭さん、近江谷太郎さんらが出演し、来年1月5~13日、東京都世田谷区の本多劇場で上演。2月12日に札幌、同14、15日に帯広市民文化ホールでの公演も決まっている。(岩城由彦)