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自慢のまなびや まちマイ一中エリア編

勇気を奮い立たせる一中の合言葉「ファーストペンギン」。体育祭の旗などにペンギンが描かれている

■ファーストペンギン-第一中
 帯広第一中学校(石倉貴浩校長、生徒480人)の今年度の学校テーマは「First Penguin~勇気をもって行動を!!~」。強い意思表示が込められたこのフレーズは、生徒や教職員の合言葉であり、象徴的なマスコットキャラクターとしてペンギンが体育祭や文化祭の旗などに描かれている。

 一中では、前校長が学校目標として「Become the First」(一流になれ)を掲げ、毎年テーマを定めている。「ファーストペンギン」とは英語圏の慣用句で、危険かもしれない海に真っ先に飛び込むペンギンの姿から、勇敢な挑戦者を例える。

 生徒会長の北川満さん(15)=3年=は「生徒会ではそれぞれの委員会活動を活性化させ、あいさつ運動の充実化などに取り組んでいる。『ファーストペンギン』という言葉は学校が一つにまとまる勇気の出る言葉」と話した。(藤島諒司)



■避難生活を体験-北栄小
 帯広北栄小学校(高原茂雄校長、児童343人)では、児童に防災の大切さを学んでもらおうと、毎年1泊2日の「防災キャンプ」を行っている。今年は7月20、21の両日で開催され、6年生41人が参加した。

 今年で5回目。避難生活を想定して、食事は非常食を食べ、夜は体育館に段ボールで仕切りを作って寝袋を並べて寝た。「なまずの学校」と呼ばれるカードゲームでは、災害時にどのような行動を取るべきか楽しみながら学んだ。参加した吉田京介君(6年)は「災害時の対処を勉強できた」と振り返る。

 9月には胆振東部地震が発生し、実際の災害を経験。玉置悠斗君(同)は「災害が起こる前に準備しておくことの大切さを改めて感じた」といい、三石由姫乃さん(同)は「キャンプの経験があったので冷静に行動できた」と話していた。
(小山田竜士)



木の実を拾って楽しむ児童

■秋の味覚おいしいね-啓北小
 帯広啓北小学校(山崎則夫校長、児童375人)にはイチョウやクリの木があり、児童や教諭らが秋の味覚を楽しんでいる。

 10月にクリ、11月にはギンナンが実る同校。4年生は休み時間や放課後を使って拾い集め、担任教諭と一緒に調理した。近くのあずさ公園で採れたトチの実はあく抜きなどで手間がかかり、川向りおちゃん(10)も「皮むきが大変だった」と一苦労。ゆでたクリを食べた水戸智一君(10)は「甘くておいしかった」と季節の味を楽しんだ。

 山崎校長は「10月下旬にはイチョウの葉が一斉に落ち、校舎前にきれいな黄色のじゅうたんが現れる」と話す。

 ギンナンが落ちると、児童や教諭のほか、地域の人々も拾って楽しむ。「こういう光景やにおいが小学校生活の思い出としてずっと残るだろう」と山崎校長は目を細めた。(細谷敦生)


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