幕別出身の桑井選手がタグラグビーを指導 糠内小学校
【幕別】幕別町出身で、女子7人制ラグビー日本代表の桑井亜乃選手(28)が講師を務める「タグラグビー教室」が26日、町内の糠内小学校で開かれ、児童32人が基礎練習から試合までを楽しんだ。
町教委が昨年度から実施している「未来のオリンピック選手を育てる事業」の一環。近隣小学校や十勝管内に滞在する横瀬小学校(大分)の児童も参加。保護者らも会場を訪れ、桑井選手の指導に耳を傾け、子どもたちの試合を見守った。
桑井選手の紹介に続き、タグラグビーのルールを確認。腰にベルトを巻き、両脇にタグを着けると、色分けしたタグを取り合う鬼ごっこでウオーミングアップ。
パス練習では、桑井選手が「受ける方は、手でおにぎりの形の的(三角形)を作って待つ」など、児童がイメージしやすいアドバイスをし、実際にボールを放りながら手本を見せた。
試合は、4チームから5人ずつがフィールドに立ち、熱戦を繰り広げた。「パス」やタグを取った時の「タグ」という声が会場に響き、上手なトライには拍手が起きる場面もあった。
試合後は、児童による桑井選手への質問タイムが設けられた。「好きな食べ物は」「趣味は」などの問いにユーモアを交えながら答え、「今日は来てくれてありがとう。またこういった機会があれば来てほしい」とあいさつ。「教室をきっかけにラグビーに興味をもってもらえたら」と期待を寄せた。
中塚るきあさん(糠内小6年)は「桑井選手はとても優しくてオーラがすごかった。タグラグビーを教えてもらえ、一緒にできて楽しかった」と話していた。(石川友史)