ばんえい十勝 18日開幕 白熱152日間
「ばん馬パン」先着300人に
2015年度の「ばんえい十勝」が18日、帯広競馬場(帯広市西13南9)で開幕する。初日は午後1時に開門し、先着300人にばん馬パンをプレゼント。第1レースの発走は午後2時40分で、最終レース(午後8時45分発走)まで手に汗を握るレースが展開される。開催は毎週土・日・月曜(一部除く)で来年3月28日までの152日間。うちナイター開催は112日間(4月18日~12月29日)。同競馬場内の観光交流施設「とかちむら」では十勝のグルメ、スイーツが楽しめるほか、ばん馬グッズや人気漫画「銀の匙(さじ) Silver Spoon」の関連グッズも取り扱う。
◆ばんえい初 ワイド導入
今年度の開催から、既存の6種の馬券に加え、枠番2連勝複式(枠複)が復活し、新たに拡大馬番2連勝複式(ワイド)も導入される。
枠複は2011年8月の馬番3連勝複式(3連複)、馬番3連勝単式(3連単)の導入に伴い、廃止されていた。ワイドはばんえい競馬では初の導入。
◆100人に「ニンジン」
帯広競馬場内の施設「ふれあい動物園」がリニューアルオープンする。広さはこれまでの1・3倍となり、屋内の休憩スペースや手洗い所なども配備されている。
18日は午後1時半から同施設のばん馬ギャラリー前でテープカットを行い、終了後、先着100人(子供限定)に動物に与えるニンジンをプレゼント。同3時からは餅まきがある。
◆ナイターに輝くイルミ
ナイターレースを明るく盛り上げる、イルミネーションも一新される。デザインは帯広コア専門学校の生徒による、十勝の春夏秋冬をイメージした案を採用した。
イルミネーションのリニューアルは、「楽天競馬」を運営する競馬モール株式会社(東京)の「ばんえい十勝応援企画」の一環。18日午後6時半からコース前広場で点灯式を開く。
<交通アクセス>
帯広競馬場は、JR帯広駅から北西に約2キロの距離で車で約7分。駐車場は東側と、白樺通を挟んで南側の2カ所がある。バスはJR帯広駅バスターミナル12番乗り場から「競馬場」停留所で下車。大人200円、子供100円。とかち帯広空港から競馬場前までの直通バス運賃は1000円。
<馬券の買い方>
■マークシートで100円から
馬券購入は成人(20歳以上)に限られ、100円から可。同競馬場内の発売窓口付近に置かれているマークシートに、備え付けの鉛筆でシートの枠を黒く塗りつぶして記入する。自動発売機に現金とマークシートを入れて馬券を購入する。的中馬券は、自動払戻機で払い戻しを受ける。
■単勝や3連複…8種類
ばんえい競馬の馬券は単勝式(単勝)、複勝式(複勝)、馬番2連勝複式(馬複)、馬番2連勝単式(馬単)、枠番連勝複式(枠複)、馬番3連勝複式(3連複)、馬番3連勝単式(3連単)、拡大馬番2連勝複式(ワイド)の8種類。
★単勝=1着に入る馬の番号を当てる
★複勝=出走馬が7頭以下のレースでは1、2着のいずれか、8頭以上のレースでは1~3着のいずれかに入る馬の番号を当てる
★馬複=着順に関係なく、1着と2着に入る馬の番号を当てる
★馬単=1着と2着に入る馬の番号を着順通りに当てる
★枠複=1、2着の馬の組み合わせを枠番号で当てる
★3連複=着順に関係なく、1~3着に入る馬の番号を当てる
★3連単=1~3着に入る馬の番号を着順通りに当てる
★ワイド=1~3着に入る2頭の組み合わせを馬番号で当てる
■本紙、かちモバに予想
予想紙、スポーツ紙、開催日前日の十勝毎日新聞スポーツ欄には予想が掲載される。予想の印は、◎が勝率の高い本命馬、○は勝つ可能性がある対抗馬、▲は逆転する可能性がある馬、△は見込みは低いが、もしかしたら勝つかもしれない穴馬。
携帯電話サイトの「かちまいモバイル」(愛称・かちモバ、月額324円、http://kachimai.mobi/)では全レースの予想を掲載。ばんえい競馬を長年分析している専門家・小寺雄司さんの予想も目が離せない。
◆ばんえい競馬について
・ばんえい十勝(PC版)-公式ホームページ
・ばんえい十勝(SP版)-公式ホームページ
・ばんえい十勝劇場-WEB TOKACHI