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芽室高野球部、屋内練習場再建へ寄付300万円募る 2月の大雪で全壊

大雪で全壊した芽室高校野球部の練習場(2月)

 【芽室】2月の大雪で全壊した芽室高校野球部(中家大樹部長、部員14人)の屋内練習場の再建を目指し、父母の会が中心となって寄付を募っている。目標額は300万円。冬場の実践練習場所の確保につなげるとともに、活動を通して学校の取り組みを知ってもらうことも狙い、支援を呼び掛けている。(近藤周)

 野球部の屋内練習場は全長約30メートルのビニールハウスで、1997年に父母でつくる後援会が設置。今年2月4日の大雪時に、雪の重みで押しつぶされてしまった。全壊した練習場は8月に解体され、現在はピッチャーマウンドの跡のみが残っている。

8月に撤去された練習場の跡地。ピッチャーマウンドの跡が残る

 屋内練習場を失った部員たちの冬場の練習は、駐車場の空きスペースでの素振りや体力作りに限られた。体育館では硬球が使用できず、中家部長(2年)は「思い切りボールを打つなど実践的な動きができなかった」と残念がる。

 そんな部員たちの姿を見てきた父母の後援会は7月、支援を募る取り組みを開始した。吉口浩正会長(50)は「子どもたちには一生懸命頑張ってほしい。力になれれば」と話し、知り合いなどに呼び掛けて支援の輪を広げている。

夏の支部予選で6年ぶりの勝利を挙げた芽室高校

 顧問の寺嶋優駿教諭は「新チームとなり高いモチベーションで練習しているので、冬もよい環境で練習させてあげたい。この活動が芽室高校の活動を知ってもらうきっかけになれば」と語り、練習場を再建できた際には、地域に開放することも検討している。

 中家部長は「ハウスがあればチームの成長のスピードも上がるはず。(支援に対して)結果で恩返しできるよう、練習を重ねたい」と決意を語った。

 寄付は一口5000円から。口座は帯広信用金庫(口座番号0304151)、名義は「芽室高校野球部協賛金 代表 柴田和郎」。問い合わせは寺嶋教諭(090・7055・6146)へ。

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