高木美帆、最終種目で悲願の金メダル狙う 午後5時半から女子1000メートル
【中国・北京=北雅貴】北京五輪のスピードスケート女子1000メートルが17日午後5時半(日本時間)から、国家スピードスケート館で行われる。全15組30人が出場、幕別町出身の高木美帆(27)=日体大職-日体大、帯南商高出=は13組、小平奈緒(35)=相澤病院=は14組で登場する。高木美にとって今大会最後となる5種目目。前回の平昌(ピョンチャン)五輪では銅メダルを獲得した得意種目で、個人で初となる悲願の金メダルを狙う。
高木美は北京五輪で3000メートルは6位、1500メートル2位、500メートル2位、団体追い抜き(チームパシュート)2位と3つの銀メダルを獲得。平昌と合わせた計6個の五輪のメダルは、夏冬の五輪を通じて日本女子として最多となった。
16日は午後に約40分間、氷上で最終調整を行った。フォームを確かめるように入念にゆっくりと滑った。5日から始まった高木美の五輪。2006年トリノ五輪の田畑真紀さん以来の5種目にエントリーした。13日間で7レースの厳しい日程にも、高木美は「長い(北京)オリンピックの最後の挑戦。ここまで走ってこられたのも本当にたくさんの人の助けがあったから。自分の出せるものを振り絞って挑みにいく」と意気込んだ。1000メートルは今季ワールドカップ第3戦(昨年12月・米国)で5年ぶり2度目の優勝を飾っている。