両候補 勝利願い1票 衆院選
衆院選道11選挙区(十勝)で、一騎打ちの激しい選挙戦を繰り広げた立憲民主党前職の石川香織氏(37)と、自民党元職の中川郁子氏(62)は投開票日の31日午前、それぞれ帯広市内の投票所を訪れ、勝利を信じて1票を投じた。(届け出順)
石川香織氏 応援の顔思い浮かべ
石川さんは午前9時15分ごろ、夫の知裕さん(元衆院議員)とともに投票所の若葉小学校に到着。有権者とあいさつも交わし、テーマカラーのピンク色のブラウスとジャケット、黒色のパンツを身にまとい、2人で一緒に1票を投じた。
午前5時すぎに起床。東京にいる2人の子どもたちと電話で話し、「頑張ってね」と声を掛けられた。知裕さんも「第一声から演説は素晴らしかった」とねぎらった。石川さんは「12日間、険しい選挙戦だったが、応援してくれた一人一人の顔を思い浮かべながら投票した」と話した。
中川郁子氏 熱意と政策伝わった
中川さんは午前9時半ごろ、投票所の帯広保育所に到着。紺のスーツと、公示日に新調し十勝管内を走り回った白のスニーカー姿で投票所に入った。
晴れやかな表情で1票を投じ、「大勢の皆さまにお世話になり、今はすがすがしい気持ち」と感想を述べた。出入り口付近では高齢の有権者から声を掛けられ、あいさつを交わした。
12日間の選挙戦を振り返り「雨の日など天候が厳しい日もあり、ご迷惑を掛けてきた」と有権者に感謝し、「気持ちと政策と熱意は十分に伝わったと思っている」と力強く語った。
◆第49回衆議院議員総選挙
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