サケの押しずしで広尾高チーム初V マルシェ料理甲子園
全国の高校生が十勝産食材を使ったオリジナル料理を競う「とかちマルシェ料理甲子園」(とかちマルシェ運営協議会主催)が20日に行われ、「十勝NEWスタイル押し寿司」を出品した広尾高校の「BLACK!!(ブラック)」が優勝した。十勝勢の優勝は3年連続、広尾高校のチームが優勝を飾るのは初めて。
2016年から開催し、今年で6回目。全国から10校21チームが出場、書類審査を通過した8校11チームが同日の最終審査に挑んだ。新型コロナウイルスの影響で、プレゼンテーションなどはオンライン形式で実施した。
広尾高校のチームは、いずれも3年の布施李玖土(りくと)さん(17)、鈴木文也さん(18)、吉田姫菜さん(17)がメンバー。昆布のだし汁を押しずしにかけるユニークな料理を考案、広尾産のサケなど見た目の鮮やかさ、家庭でも調理しやすい手軽さが評価された。
リーダーの布施さんは「何度も試作し、調理方法を工夫して完成させた。優勝できてうれしい」と喜んでいた。
審査員を務めた料理研究家のヤミーさんは「基本的な調味料で仕上げていることに好感」、同じく料理研究家のきじまりゅうたさんは「合理的なレシピでアイデアも良かった」と述べていた。(岡田優人)
その他の十勝関係の入賞チームは次の通り。(敬称略)
▽準優勝=広尾高夏祭り実行委員会(石村志雅、石川心、七戸咲桜)、作品=「夏の想い出~十勝の夜空を彩る花火麺~」
▽審査員特別賞=清水高「しゅわっと3姉妹」(小野優月、安保穂乃華、渡部優奈)、作品=「しゅわっふわっスフレオムライス」