フードバレー推進協とJAL、JALUXが包括連携協定締結へ オリジナルチーズ2種開発
フードバレーとかち推進協議会と日本航空(JAL)、グループ会社のJALUXが近く、包括連携協定を締結する。十勝の産業基盤を活用した3者連携による地域発展を目指す。オリジナル企画商品として、十勝野フロマージュ(中札内)のフレッシュチーズ2種類を開発、首都圏のスーパーやレストランなどに広める。
同協議会と企業との協定は、食品製造販売大手のフジッコ、明治に次ぎ3例目。
JALUXはJALグループの商社機能を持ち、全国の空港で店舗「BLUE SKY」を運営。全国各地の銘菓や名産品などを取り扱い、産地直送ギフトなども手掛けている。
JALとJALUXは昨年、各地の生産者を応援する取り組みを始め、あすなろファーミング(清水)の牛乳を首都圏で販売。それを契機として今回の協定締結につながった。
今回は十勝野フロマージュのチーズを、JALグループの物流や商品開発のノウハウを生かし、首都圏や海外などに流通させることで、十勝の加工品の価値をさらに高める狙い。
チーズは「十勝マスカルポーネチーズ」(730円)「十勝リコッタチーズ」(680円)の2種類。JALの航空チルド輸送を活用して羽田まで空輸し、出来たてに近い鮮度感のある状態で首都圏に届ける。
マスカルポーネはスイーツに使われることが多く、ティラミスの材料にも使われている。リコッタはパスタやサラダに添えることで料理の味わいを引き立てる。24日から、首都圏のカルディコーヒーファーム50店舗で販売が始まった。
調印式の日程は、新型コロナウイルスに伴う首都圏の緊急事態宣言の影響で調整中。(川野遼介)
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