明治オーバルで散水作業始まる 26日に今季オープン
屋内スピードスケート場の明治北海道十勝オーバル(帯広市南町南7線56)で18日、散水作業が始まり、リンク造りが本格化している。26日のオープンに向け、帯広市文化スポーツ振興財団の職員らが丁寧に作業を進めている。
6月29日からリンク上を冷やす作業に入り、今月16日にはラインを引いた。既に1~2ミリほどの厚さとなった氷の上にホースで約70度の温水をまいた。室温10度、氷温氷点下5度とひんやりした館内で、4カ所に分かれ、1回15分ほどの作業を計6回行い、少しずつ氷を厚くしていった。新型コロナウイルスの感染防止として作業者は全員マスクを着用した。
氷は22日までに2.5センチにし、その後、表面を調整する。責任者である同財団の後藤学主事(36)は「例年通り、より良いリンクに仕上げるだけ。選手たちが自己ベスト記録を出せる滑りができるよう支えたい」と力を込めた。
同オーバルでの大会は明治北海道十勝オーバル競技会第1戦(9月5、6日)で開幕する。(北雅貴)