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空港で祝福セレモニー 高木美帆選手が20日午後に帰郷

 平昌冬季五輪女子スピードスケート競技で金メダルなど3色のメダルを獲得した幕別町出身の高木美帆選手(23)=日体大助手-日体大、帯南商高出=が今シーズンの競技を終え、20日午後に十勝に帰郷する。とかち帯広空港に午後3時10分着の便で到着し、歓迎セレモニーが行われる予定。世界で輝く高木選手に十勝から声援を送り続けた地元関係者からは喜びとねぎらいの声が上がっている。

 高木選手は18日までワールドカップ(W杯)今季最終戦が行われたベラルーシのミンスクを離れ、20日午前に成田空港に到着。そのまま空路十勝に戻る。

 凱旋(がいせん)に合わせて、町内の7団体で構成する「2018平昌オリンピック出場選手を応援する会実行委員会」(柿崎俊男会長)が帯広空港でセレモニーを開いて盛大に祝福する予定。横断幕を用意して柿崎会長ら委員会メンバーや飯田晴義町長らが出迎え、花束贈呈などを行う。

 高木選手は五輪で姉の菜那選手らと団体追い抜きの金メダルを獲得。1500メートルで銀、1000メートルで銅メダルに輝いた。その後、オランダで開かれた世界選手権で日本勢初の総合優勝を達成。W杯では1500メートルで初の種目別優勝と日本勢初の総合優勝を果たすなど、数々の偉業を成し遂げた。

 飯田町長は「美帆選手は五輪での金メダル獲得後もモチベーションを維持し、世界選手権やワールドカップで総合優勝と多くの人に感動と勇気を与え続けてくれた」と頑張りに感謝。「今季やりきった美帆選手に本当におつかれさま、ありがとうと伝えたい」と地元に帰ってくることを心待ちにしている。

 町では4月22日に高木姉妹のパレードなど祝賀イベントを予定している。姉の菜那選手が十勝に戻る日程は未定。(松村智裕)

まず休んで/おいしいすしを
 高木美帆選手の帰勝の知らせに、十勝管内の関係者も、久しぶりの里帰りを心待ちにしたり、五輪後も世界選手権やワールドカップ(W杯)を転戦する活躍を続ける姿を気づかったりする言葉を寄せている。

 高木選手と家族ぐるみの付き合いをし、五輪期間中は地元開催のパブリックビューイングで声援を続けた幕別町内の「竹葉寿司」(札内中央町)の杉山雪男店主は、「感動をありがとうと伝えたい。帰って来たら、おいしいすしをたくさん食べさせてあげたい」と再会と来店を心待ちにしている。

 帯広南商業高校時代にスケート部監督として高木選手を指導した東出俊一さんは五輪とその後の大活躍を「これ以上ないくらいの大輪の花を咲かせてくれた」と喜びつつ、「五輪後も活躍を続け、肉体的にも精神的にも相当疲れているはず。今は、とにかくゆっくり休んでもらいたい」と気づかった。

 NPO法人幕別札内スポーツクラブクラブマネジャーの小田新紀さんも「オリンピックと世界選手権の活躍は、本当に感動した。まずはお疲れさまと言いたい。地元で休養をとってほしい」と話した。

 夏冬併せて6人のオリンピアンを輩出した南商の宮津尚美校長は、W杯総合優勝を果たしたことにも喜びを表し、「卒業生の活躍は在校生の希望でもあり、努力することの大切さを教えてくれた。今後の活躍も期待している」と語った。(奥野秀康、折原徹也、藤島諒司)

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