天の川、赤紫色に染まる 浦幌で「大気光」
【浦幌】帯広市の公務員須賀研介さん(24)は18日午前0時ごろ、浦幌町内で、夜空が赤紫色に光る「大気光」の撮影に成功した。幻想的な淡い光が、満天の星を包み込んでいる。
りくべつ宇宙地球科学館・銀河の森天文台(陸別)などによると、大気光は高層大気の原子(分子)が太陽紫外線の影響で赤紫や緑色に発光する現象。発光の仕組みはオーロラと同じという。
須賀さんはこの日、友人と天の川の撮影に出掛けた。辺りは暗闇で、肉眼では大気光は見えなかった。今年2月にノルウェーでオーロラを撮影した須賀さんは「自分が住んでいる地域で珍しい現象に立ち会えた」と感動している。(池谷智仁)
◆大気光(たいきこう)とは
・大気光現象についての説明-ウィキペディア