元五輪日本代表桧野さん「勝ち飯」勉強会 6月11日
トップアスリート育成に向けた食と栄養の勉強会「勝ち飯」教室が6月11日、帯広市内の十勝リハビリセンター(稲田町基線2ノ1)で開かれる。社会医療法人・北斗(帯広)が主催。五輪出場選手らの栄養サポートをしている栗原秀文さん(味の素)を講師に招く。十勝では初めての開催で、企画した北斗職員でボブスレー元五輪日本代表の桧野真奈美さん(36)は「強い体づくりへ、トップの食事テクニックが学べる。スポーツをしている子どもや保護者はもちろん、幅広く参考になる」と参加を呼び掛けている。
勝ち飯は「ビクトリープロジェクト」の一環で、味の素が全国で行っている食と栄養のサポート事業。栗原さんは同社オリンピック・パラリンピックプロジェクトグループに所属。ここ12年ほど夏季・冬季の多くの競技選手の栄養サポートを行い、競泳の入江陵介選手らも担当。リオデジャネイロ五輪でも現地で活動する予定。
桧野さんも現役時代、栗原さんのサポートを受け、今回、北斗の窓口として企画調整に当たった。「同じ栄養を取るにも、食べる組み合わせなどによって体のつくられ方、出せる力も違うことを身をもって体験している。自らの人脈を十勝に還元できればと企画。理論だけでなく、どう実践していけばいいかも学べる場になる」と話す。
当日は午後2時から午後4時まで。参加無料。栗原さんの勝ち飯教室は第2部で、第1部では北斗病院副院長で乳腺外科部長の川見弘之氏が乳がんに関する講演を行う。問い合わせは北斗コールセンター(0155・48・8000)へ。
(佐藤いづみ)