帯広市新年交礼会に600人 市長「開拓精神で未来へ」
帯広市主催の新年交礼会が、6日午前11時半からホテル日航ノースランド帯広で開かれた。十勝の政財界関係者ら約600人が出席し、新年の門出を祝った。
米沢則寿市長は年頭のあいさつで、十勝19市町村で取り組む定住自立圏、フードバレーとかち構想、十勝バイオマス産業都市構想の3つを「戦略的なエンジン」と位置付けた上で、地方を取り巻く環境が厳しい状況の中で「直面している課題は、壁ではなく未来への扉」と意気込みを語った。
また、江戸時代末期に北海道を探査した松浦武四郎の十勝について言葉を引用し、「果敢に挑み続ける十勝の人の開拓者精神をもってすれば、(松浦の)十勝発展の予見に決して背くことはないと確信している」と述べた。
野原一登市議会議長も「今年の干支(えと)の馬は十勝開拓の象徴。天馬のごとく飛翔する年になれば」とあいさつした。
中川郁子、清水誠一の両衆院議員の他、小野寺秀、三津丈夫、山崎泉の3道議会議員を代表し小野寺氏が祝辞。高橋勝坦帯広商工会議所会頭の発声で、牛乳で乾杯し、JA帯広かわにしの有塚利宣組合長のあいさつで閉会した。
(深津慶太)