「新聞教育」を十勝から発信 7年ぶり全国大会開幕
「第62回全国新聞教育研究大会北海道十勝・帯広大会」が30日午後、帯広市内のとかちプラザで開幕した。十勝での開催は7年ぶり4回目。全国から新聞教育に携わる教育関係者ら約200人が集まった。31日まで議論を深め、新聞教育の発展を目指す。
全国新聞教育研究協議会(菅野茂男会長)、北海道十勝新聞教育研究会(野上泰宏会長)の主催。今回は「実社会とのかかわりを意識した新聞教育~新聞のよさを生かした授業づくり~」を大会主題に掲げた。
開会式で菅野会長は「この2日間を子どもたちが未来に羽ばたくきっかけにしたい」とあいさつ。大会実行委員長も務める野上会長は「今大会の成果を全国で共有し、ますます新聞教育が盛んになることを祈念する」と述べた。
来賓として十勝教育局の大橋則之局長、帯広市教委の嶋崎隆則教育長、毎日新聞社こども環境・文化研究所の阿部孝司所長、十勝毎日新聞社の林浩史社長が祝辞。斎藤義一(故人、初代全国新聞教育研究協議会会長)賞と功労賞の表彰のほか、学校やPTA新聞の表彰もあり、帯広明星小など十勝から15校が選ばれた。
この日は元高校教諭の宮本延春氏の講演や、研究分科会が行われた。31日は十勝管内の教諭が新聞を活用した授業を公開し、閉会する。(細谷敦生)