「次の五輪選手」続々 まちマイ幕別編
まちマイ幕別編もきょうが最終回(6日目)。最後はこれまで紹介できなかった幕別らしい、さまざまな話題を紹介する。
全日本スケート強化選手
吉田奏太君(11)、今井柊嘉さん(10)
日本スケート連盟の今年度のスピードスケート強化選手に、幕別中央スケート少年団の吉田奏太君(11)=幕別小5年=と今井柊嘉さん(10)=札内南小5年=が選ばれた。8月4~6日、東京都内の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿に参加する。幕別出身の現役五輪選手が5人いる中、次世代も育ちつつある。
2人が選ばれたのは、ノービス(小学5・6年)クラスで、全国から男女各5人が合宿に集まる。ナショナルトレセンは、各種競技の五輪選手らが練習する施設。合宿ではさまざまな体力測定や栄養についての学習、他競技の視察などを行う。
選考レースとなった今年1月の第3回全日本ノービス競技会(釧路)で、吉田君は500メートル優勝、1000メートル準優勝(いずれも大会新)、今井さんは500メートル、1000メートルとも大会新で優勝した。
2人は4歳ごろほぼ同時期に少年団に入り、上級生を負かす滑りで、互いに切磋琢磨(せっさたくま)してきた。指導者の青木美奈子さん(音更緑陽台小教諭、幕別生まれ)は、「いい素質を持っている。練習は厳しいが、一生懸命最後までしっかりやる」と2人を鍛える。
次のシーズンに向け吉田君は「自己記録を更新したい」、今井さんは「大会でたくさん優勝したい」と意気込む。吉田君は野球と水泳、今井さんは陸上競技もするなど、現在はスケート以外にも幅広く挑戦し、可能性を伸ばしている。
来年2月に開かれる平昌五輪では、町出身の高木菜那、美帆姉妹の活躍が期待される。2人は高木姉妹に「優勝してほしい」「団体追い抜き(チームパシュート)に姉妹で出場して、金メダルを取れるよう頑張ってほしい」と、エールを送っている。(眞尾敦)
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