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中川氏らの責任指摘 「リーダーシップ欠く」自民帯広11区支部

自らの責任を陳謝する中川氏(6日午前11時10分、塩原真撮影)

 自民党道11選挙区支部と帯広支部の今年度の定期大会が6日午前、帯広市内のとかち館で開かれ、統一地方選の総括を行った。公認2人が立候補したが保守乱立で1議席獲得にとどまった道議選帯広市区(定数3)について、「党自体の結束力不足およびリーダーシップの欠如」が要因などとし、11区支部長の中川郁子衆院議員や小野寺秀前帯広支部長の責任を指摘した。

 総括は両支部の党務報告に盛り込まれ、道知事選から市町村議選まで各級選挙の結果を分析した。

 道議選市区では、現職の小野寺氏が昨年7月に不出馬表明したことで候補選びの想定が崩れ、4人が相次いで出馬表明し、「公認選考が複雑化し、難しい選考」になったとした。

 無所属出馬の2人を含む保守系4人の総得票数は、4年前の前回の公認2人の合計を上回ったことから、「2議席奪還の可能性は十分にあった」とし、中川、小野寺両氏の公認候補へのサポート不足を指摘した。

 4年後に向けては、選考委設置の在り方や選考方法、公認に漏れた人へのフォローなどの重要性を再認識するように求めた。また、総括に向けた事前の聞き取りで中川氏らの言動に対する批判もあったとし、本人に直接に伝えるとした。

 11区支部の定期大会には、支部長の中川氏が出席。中川氏は「統一選は応援したかったが、迷惑をかけてはと留守にして申し訳ない」と謝罪し、道議選の公認候補落選に「心から申し訳なく思う」と述べた。

 帯広支部は役員改選で、小野寺氏に代わる支部長に清水拓也道議を選出した。清水氏は「国、道、市が三位一体になり政策作りや組織強化など支部運営に頑張りたい」とあいさつした。

議長選の対応で鈴木正孝氏除名
 党推薦で市議選に再選した鈴木正孝氏について、会派構成や議長選をめぐる対応を問題視し、党の処分としては最も重い除名にしたと報告した。(安田義教)

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