穏やかに新年 参拝客でにぎわう 帯廣神社
十勝はおおむね穏やかな新年を迎え、管内各地の神社では初詣に訪れる参拝客でにぎわった。帯廣神社(帯広市東3南2、大野清徳宮司)でも、多くの家族連れやカップルが社殿前でかしわ手を打ち、おみくじを引いたりして家内安全や入試合格などの願い事や幸せを祈った。
帯広測候所によると、1日は低気圧の接近に伴って十勝上空を前線が通過し、山沿いを中心に広い範囲で積雪を観測。市内の最低気温は氷点下7・2度と平年に比べて4・7度高く、最高気温は2・0度(午後1時45分現在)と平年を3度近く上回った。
同神社では年越しの瞬間を初詣で迎えようと、昨年12月31日深夜から参拝客が並び、最長で約150メートルの列をつくった。元日も午前11時ごろから人出が増え、午後にかけて絶え間なく参拝客が訪れた。同神社は正月三が日で約5万人の人出を見込んでおり、「4、5日が土日とあって例年以上に混雑しそう」という。
訪れた市内の無職松浦勇さん(80)は「昨年は脳に大病を患ったので、今年は健康第一に過ごしたい」と話していた。(小縣大輝)