音更出身の樋渡貫太、スポーツチャンバラ世界選手権準V
スポーツチャンバラの第46回世界選手権大会(11月27日・神奈川県の横浜武道館、国際スポーツチャンバラ協会主催)長剣フリーの部(1級・2級)で、音更町出身の樋渡貫太(20)=法大2年、東京都在住=が長剣フリーの部(1級・2級)で準優勝した。過去最高の成績に「中学時代を上回る結果を残せて、とてもうれしい」と喜んでいる。
樋渡は鈴蘭小、下音更中帯柏葉高卒。6歳から十勝スポーツチャンバラチャレンジ館(上田義人師範)で競技を始め、中学1年で世界選手権盾長剣5~10級の部で3位に入賞している。高校では競技を離れていたが、大学のサークルで復帰した。
準決勝では駆け引きのうまい高校生と対戦し、序盤はペースを握られたが、相手に攻撃を回避し、機を見て一気に間合いを詰めて攻撃を当てた。決勝は中学生の黒川桂吾(大阪・枚方友心館クラブ)と対戦、ガードの堅い相手にカウンターを決められるなど終始主導権を握られて敗れた。
完敗だったが「単純な力の強さだけでなく、中学生でも駆け引きや基礎を固めることで勝てることを証明された。スポーツチャンバラの面白さを感じた」と刺激になったという。
12月4、5日に行われた全日本学生選手権でも、基本動作有級の部と、盾長剣有級の部で優勝。「今後は有段の部に出るのでレベルが高くなる。謙虚に練習に取り組んで、入賞できるよう頑張りたい」と語った。HOSEIクラブは学生リーグの2部に属しており、「1部昇格へ、引っ張れる存在になりたい」と燃えている。(古川雄介)