世界に10体の巨大ゴジラがお目見え 音更の新道の駅
【音更】4月15日にグランドオープンする新しい「道の駅おとふけ」(愛称・なつぞらのふる里)のフードコートにゴジラの巨大フィギュアが一足早く姿を現し、来場する人たちを静かに待っている。
町内のゴジラファンから音更町が無償貸与を受け、映画会社大手の「東宝」(東京)の承諾を得て展示する。なつぞらのふる里オープン後は記念撮影スポットの一つとして人気を集めそうだ。
巨大フィギュアは、1991年に公開されたゴジラ映画第18作目の「ゴジラVSキングギドラ」(製作・配給東宝)を記念し、2017年に玩具メーカー「バンダイ」(東京)が10体限定、1体約450万円で発売した。
繊維強化プラスチック製で、高さ約2メートル、幅約1・3メートル、重さ約162キロ、尻尾の先を含めた奥行きは約3メートル。高さ約50センチの台座の上から、眼光鋭く、鋭利な牙を見せて地上を見下ろす。
町に縁の深い日本を代表する作曲家伊福部昭(1914~2006年)の関連展示の一環。町は、伊福部が作曲を手掛けたゴジラの映画音楽にちなんで、ストリートピアノなどと一緒にフィギュアを配置し、“音楽のまち音更”を内外にアピールする。
町経済部産業連携課は「多くの来場者が喜んでくれると思う」と期待している。(内形勝也)
<ゴジラ>
東宝が1954年に公開した特撮怪獣映画「ゴジラ」の主役怪獣。国内外で上映されて人気を博し、映画産業の本場米国ハリウッドのハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに日本のキャラクターとして登録されている。