高木美帆500も銀メダル 村上は8位入賞 北京五輪スピードスケート
【中国・北京=北雅貴】北京五輪のスピードスケート女子500メートルが13日、国家スピードスケート館で行われた。幕別町出身の高木美帆(27)=日体大職-日体大、帯南商高出=が37秒12の自己ベストで2位に入り、今大会2つ目の銀メダルを獲得した。同種目での日本人選手のメダルは前回平昌五輪で優勝した小平奈緒(35)=相澤病院=に続き2大会連続。高木美は5個目のメダルとなり、自身の持つ冬季五輪最多をさらに更新した。郷亜里砂(34)=イヨテツ-山梨学院大、白樺学園高出=は15位、小平は17位。優勝は37秒04のエリン・ジャクソン(米国)。高木美と0秒08差の接戦を制した。
高木美は7日の1500メートルの銀メダルに続き再びメダルを手に。表彰式で笑顔を見せ、「こん身のレースで自己ベストを出せたことがうれしかった。喜ぶとともに驚いてもいる」と喜んだ。
12日には男子の500メートルと、女子団体追い抜き(チームパシュート)の1回戦が実施され、男子500メートルは初出場の村上右磨(29)=高堂建設=が34秒57で8位に入賞。銅メダルまでは0秒08差と健闘した。女子団体追い抜きは高木美と姉の菜那(29)、佐藤綾乃(25)=ANA、釧路管内厚岸町出身=と平昌五輪金メダルの同じ3人で組み、2分53秒61の五輪新記録をマーク。1位で15日の準決勝に駒を進めた。
スマイルJ4強ならず
五輪初の決勝トーナメント進出を果たした女子アイスホッケーの日本代表「スマイルジャパン」(世界ランキング6位)は12日、五カ松体育館で行われた準々決勝でフィンランド(同3位)と対戦。第1ピリオドに帯広出身の志賀紅音(20)=トヨタシグナス-帯三条高出=がゴールを決めたものの、1-7で敗れ、ベスト4入りはならなかった。