河村説人、札幌学生野球連盟表彰 9日のロッテ入団発表に向けて決意
【札幌】千葉ロッテマリーンズに4位指名された河村説人(ときと)投手(星槎道都大4年・白樺学園高出)らドラフト指名の2選手が1日、北海学園大国際会議場で札幌学生野球連盟から特別表彰を受けた。11月24日に仮契約を終えて1週間。河村は「これから社会に出て行くという気持ちが強い。いち早く1年間試合ができる体づくりをしたい」と、もう1人の受賞者の中日ドラゴンズ育成1位の近藤廉選手(札幌学院大4年)と共に抱負を述べた。
河村は「(連盟の試合には)強い思い入れがある。(今回の会場の北海)学園大に負けたり悔しい思いもしながら成長できた4年間だった」と、感謝とともに、激戦を戦い抜いてきた日々を振り返った。
入団発表が9日に迫り、気持ちも高ぶらせている。「そこでひと笑い取りたい。センスあるひと言を何か放り込みたい」。普段の穏やかな口調から物静かに見られることが多いが「そのギャップを狙って覚えてもらいたい」と、192センチの長身とともに存在感アピールを“宣言”した。
来シーズンへの思いもはせた。吉井理人1軍投手コーチについて「日ハム時代に見ていた。ロッテには長身投手が多いので体の使い方やフォームを聞いてみたい」。さらに仮契約時、好きなお菓子に「ロッテのトッポ」を挙げたことに話が及ぶと「トッポのように先が長く中身が詰まっている選手になれたら。ただトッポは細いので横に太くなりたい」とユーモアを交えながら、将来像を掲げた。(岡部彰広)