コンサドーレの榊、オーストリア3部Lに挑戦
サッカーJ2リーグのコンサドーレ札幌は27日、清水町出身のFW榊翔太選手(21)がオーストリア3部のSVホルンへのトライアルに参加すると発表した。トライアルは現地で行われ、期間は29日から7月7日までの予定。
榊選手は清水中学校を卒業後、コンサドーレ札幌U-18入り。札幌西陵高校に通う傍ら練習に励み、18歳の2011年にトップチームに昇格、天皇杯で1試合に出場し1ゴールを挙げた。12年にJ1デビューを果たし、12試合で2得点、カップ戦でも5試合3得点をマークしたが、右足首の手術などもあり、昨季は9試合の出場で無得点に終わった。
トップチーム5年目となる今季は、今月1日のセレッソ大阪戦の1試合にベンチ入りしたのにとどまっている。
163センチ、57キロと小柄ながら、U-18、19、20の年代別日本代表のメンバー入りを果たすなど将来性あるFWで、スピードとシュートの決定力が持ち味。出場機会を求めてのトライアル挑戦となる。合否は7月中旬の予定。(北雅貴)
SVホルン サッカー日本代表の本田圭佑(ACミラン)のマネジメント会社が経営権を持ち、本田が実質的なオーナー。2008年にオーストリア杯を制し、12年には3部リーグで優勝して2部に昇格。今季は10チーム中9位に終わり、3部降格が決まった。