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初の全国発表大会へ 清水高演劇部

全国研究大会出場を獲得して喜ぶ部員たち。前列右から4人目が三上部長、後列左が五十嵐教諭

 【清水】清水高校(我妻公裕校長、生徒387人)の演劇部(三上未夢部長、部員12人)は、第64回全道高校演劇発表大会(小樽市・14~17日)で優秀賞を受け、来年3月に香川県で開かれる第9回春季全国高校演劇研究大会への出場権を獲得した。創部以来初の快挙で、顧問の五十嵐英実、山岡加奈両教諭は「全国では観客を感動させる演技を披露したい」と張り切っている。

 受賞作品は生徒と顧問が一丸で創作し、十勝支部大会でも披露した「この道は」。現代社会で息苦しさを感じる男子高校生と、現憲法が施行された1947年の翌年に同年代だった祖母とのやりとりを中心に、現代と回想を場面変更しながら「自由とは何か」を考える内容。劇中、ピアノの生演奏を盛り込むなど演出も工夫した。

 全道大会には4年連続の出場。最優秀賞を受賞すると翌年度に行われる高文連全国大会の出場権が得られ、清水が獲得した優秀賞はそれに次ぐ賞で3校が選ばれた。春季全国高校演劇研究大会出場校はその中から1校が推薦された。

 三上部長(3年)は「自信を持って臨んだが、発表を聞いてうれしさより驚きが先に来た」と笑顔を見せる。五十嵐教諭も「当日は大きなミスもなく、これまでで一番の出来だった」とたたえる。

 同研究大会は来年3月20~22日に開かれ、全国各ブロックから推薦校など10校が出場する。高文連全国大会は年度をまたぐため現3年生が出場できないのに対し、年度内開催の同研究大会は3年生も出場できる。主要キャストの祖母役で出演する三上部長は「観客に感動を与えられるよう、細かい部分を修正して練習に励みたい。高いレベルの演技や演出に触れる貴重な機会なので刺激を受け吸収したい」と話している。(佐藤いづみ)


◆清水高校・演劇部について
清水高校演劇部が25年ぶり全道出場で優良賞-十勝毎日新聞電子版(2011/12/02)
清水高演劇部4年連続全道大会へ 十勝で最優秀賞-十勝毎日新聞電子版(2014/10/01)

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