盆の入り 、家族連れが墓参り
盆の入りの13日、十勝管内の霊園には家族連れが墓参りに訪れ、先祖の前に手を合わせた。
帯広市内の緑ケ丘墓地には午前から、花や供物を手にした多くの参拝者が足を運んだ。墓石にたまった汚れを拭ったり、周囲の草を刈ったりした後、花を供えて先祖を供養した。
幕別町の吉田憲夫さん(72)は両親と兄姉が眠る墓に手を合わせ、「本家(兄の長男)は札幌に住んでいるので、近くにいる自分ができる限り墓を守るつもり。その方が、いずれあっちに行くときに行きやすいから」と笑顔をみせた。
同墓地管理事務所によると、同墓地には1676区画ある。近年は墓を守る人が絶えて墓地を返還したり、長年お参りがなく荒れたりしている区画が増えてきているという。
(丹羽恭太)