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小学高学年女子佐藤が初V 道ジュニアトランポリン

上位入賞や全国切符を手に入れた選手たち。前列右から岡田楓佳、佐藤華弥、大宮彩乃、松村悠花。後列右から河江蒼生と弟の公庸

 トランポリンの第30回北海道ジュニア競技選手権大会(5月17、18日・上川管内美深町民体育館)で、佐藤華弥(十勝ジュニア体操クラブ、東士狩小6年)が女子個人戦小学高学年の部で初優勝し、同高校生の部で岡田楓佳(同、帯柏葉高2年)が準優勝した。岡田は松浦日夏乃(トランポリンクラブKITAMI、北見北斗高2年)と組んだ女子シンクロナイズド高校生でも頂点に立った。男子個人戦小学生低学年では赤石泰雅(トランポリンクラブフーニ、白人小2年)が6位入賞を果たした。今回、全国大会出場の基準点を超えた佐藤、赤石、河江公庸(音更トランポリンクラブ、音更小3年)、兄の蒼生(同、同6年)の4人が全日本ジュニア選手権(7月31~8月3日・札幌市)、岡田は全国高校選手権(8月8~10日・大阪府)に出場する。
(宮木宗久)

 佐藤はこれまで、同大会では4位が最高位だっただけに「本当にうれしい」と喜ぶ。

 2回の自由演技で争われ、1回目は後方1回宙返り伸び型など序盤の連続する4本の宙返りを成功させ、首位に立った。

 「1位にはびっくり。プレッシャーを感じた」という2回目は、得点こそ2位だったが、審判員の1人が参加選手中唯一の8・0を付けるなど高い評価を得て、2回の合計得点で優勝を決めた。

 「足の伸びや空中姿勢など練習で意識してきたことができた」と成長を実感。「難度の高い技を覚えていきたい」と全国大会では決勝進出(上位10人)を目指す。

 岡田は昨年9月の道年齢別選手権大会(帯広)で、着地ミスから演技を途中で中断してしまうなど不調が続いていた。

 今大会は空中姿勢など技の美しさを重視して臨み、高い演技点を獲得した。今回の結果に「内容も含め上出来。自信につながる」と明るさを取り戻した。

 シンクロでは松浦と4回目のペアとあって息の合った演技を披露。現在、全国大会に向けて新技の習得に取り組んでいる。

トランポリンクラブ・フーニ初の全国出場者を決めた赤石泰雅(左)と稗田マネジャー

 昨年12月のフーニ発足と同時に競技を始め、初めての大会で全国切符を手にした赤石は「緊張したけど前方1回宙返りなど練習してきたことが全部出せた」と満足げな表情だ。

 大会当日の公式練習で左足首を痛めた影響で、持ち味の高いジャンプはできなかったが、フーニの稗田道也クラブマネジャーは「空中感覚が良く、何をやっても怖がらないなど素質がある」と今後の成長に期待を寄せる。赤石も「跳ぶだけでなく風に乗って落ちるときも楽しい」と熱心に練習に励んでいる。

(関係分)
【男子】
<個人戦>
◇小学生
▽低学年

(6)赤石泰雅(トランポリンクラブ・フーニ)61・150
(10)河江公庸(音更トランポリンクラブ)59・420
▽高学年
(10)河江蒼生(音更トランポリンクラブ)74・310

【女子】
<個人戦>
◇小学生
▽高学年

(1)佐藤華弥(十勝ジュニア体操クラブ)79・330
(19)松村悠花(同)34・325
(20)竹内愛詩(士幌トランポリンクラブ)33・560
(30)中島彩友(音更トランポリンクラブ)29・665
 
◇高校生
(2)岡田楓佳(十勝ジュニア体操クラブ)125・570

<シンクロナイズド>
◇高校生

(1)松浦日夏乃・岡田楓佳組(トランポリンクラブKITAMI・十勝ジュニア体操クラブ)79・200

<団体戦>
◇小中学生

(6)十勝ジュニア体操クラブ(大宮彩乃、佐藤華弥、松村悠花)107・105

更新情報

札内・札内東全勝で10年ぶり優勝、帯八・帯南町準V 全十勝中体連夏季ソフトボール

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