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「自己ベストで会心のレース」 押切選手の健闘たたえる 中札内で観戦会

バルーンをたたいて押切選手を応援する来場者ら(10日午後9時50分ごろ、中札内村文化創造センターで。小山田竜士撮影)

 【中札内】北京五輪スピードスケート競技の女子5000メートルが行われた10日、中札内村出身で同競技に出場した押切美沙紀選手の観戦会(パブリックビューイング=PV)が村内の文化創造センター・ハーモニーホールで開かれ、村民約90人が3大会連続出場の押切選手に声援を送った。

 自己ベストとなる7分1秒17で滑り終えると、来場者はスティックバルーンを盛んに打ち鳴らして健闘をたたえた。さらにこの種目では日本女子12年ぶりとなる8位入賞と報じられ、会場は大いに盛り上がった。

 父敏則さん(58)は「自己ベストも出て、会心のレースだったのでは。できれば7分を切る姿も見てみたかった」、母春美さん(55)は「(レース後のインタビューを見て)今の顔は楽しそうに見えた。競技に復帰してよかった」とまな娘の勇姿にほっとした表情を見せた。妹の麻李亜さん(27)も「笑顔で終われてよかった。本人も結果に満足している様子で、安心しました」と笑顔で話した。

 観戦した森田匡彦村長は「耐えてつかんだ機会。感動しました。ありがとうと言いたい」と喜んだ。

 競技開始前の会場では、押切美沙紀選手を応援する会(石澤健二会長)から押切選手の両親に花束が贈られた。(吉良敦)

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