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名物「七面鳥」源流は まちマイ士幌編

出来上がったばかりの七面鳥の薫製と後藤さん

 「きくや旅館」(町士幌西2線)名物の「七面鳥」料理の源流は米国軍人の遺物だった-。現在も旅館のコース料理やスモーク商品として人気の「七面鳥」料理誕生秘話などを、現店主の後藤正弘さん(72)に聞いた。(聞き手・大石美保)

 1950年ごろ、米国軍人が残していった七面鳥を先代の父(故正雄氏)が引き取り提供したところ好評だったことから始まった。当時、士幌は農耕馬の産地で、年に4、5回、「馬市」が開かれていた。宿泊場所だった当館には、馬を置くため一町歩(1ヘクタール)の土地があった。年中馬がいるわけでないため、まず7羽引き取った。数年後には2000羽ほどに増えた。現在は法改正などで自前の飼育や加工が難しくなったため、米国から輸入している。

 人気の「七面鳥モモスモーク」(1512円)は75年ごろ、一村一品運動の提唱者である平松守彦大分県知事(当時)の講演会を聞いて感動し、すぐにスモーカーを購入して製品化した。添加物は一切なし、大手スーパーからも引き合いはあったが断った。最近は海外からの問い合わせもある。

<メモ>
 スモーク商品は町内の道の駅などで買える。旅館の食事時間は午前11時~午後8時。電話01564・5・2441。


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