デスクから「心の傷」 17年前の3月、震災の傷跡が深い神戸で取材をしていた。亡くなった子どもたちの話を聞くために、家族や知人を探して、がれきと化した住宅街や避難所などを毎日歩いていた。 小さな男の子を亡くしたお母さんは郊外の親戚宅に1人で避難していた。箱の上に子どもの遺影が置かれた部屋を訪ねると、息子の思い出をあふ.. 2012 3/26