お寺でヨガ人気 十勝山永祥寺が本堂開放 帯広
帯広市内の十勝山永祥寺(西3南3、織田秀道住職)で、夜の本堂を開放した「お寺ヨガ」が行われている。あんどんの明かりが揺らめく厳粛な雰囲気の中、参加者が呼吸を整え、静かに体を動かしている。
織田住職らが「お寺との垣根を取り除きたい」と開く「僧侶カフェ」に、市内のヨガインストラクター角畠あさみさんが訪れたのがきっかけ。4月から月2回夜に開き、毎回定員が埋まる人気となっている。
23日も午後8時、男女15人が集合。ご本尊のお釈迦(しゃか)様が見守る本堂にマットを敷き、角畠さんの指導で、深い呼吸をしながらさまざまなポーズを取った。ヨガ歴30年以上でお寺ヨガは7回目という市内の中村厚子さん(73)は「幻想的で神秘的。心に染みます」と話した。
「ヨガはどこでもできるが、空間は大事。お寺から気持ちをもらえる」と角畠さん。自らも参加する織田住職は「仏教はヨガから始まっている。お寺に縁のない世代の方も足を運び、清らかな空間で癒やされてもらえれば」と話す。
次回の9月2、20日はすでに予約で満席。申し込みは永祥寺ホームページの申し込みフォームから。(小林祐己)