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女子7人制高校ラグビー畠山と安田道・関東選抜入り

2年連続で全国大会に出場、「まずは1勝を」と活躍を誓う畠山奎(左)と安田美結

 ラグビーの第6回全国高校選抜女子セブンズ大会(日本ラグビーフットボール協会主催)が5日、埼玉県熊谷市の熊谷スポーツ文化公園熊谷ラグビー場で行われ、帯柏葉3年の畠山奎(17)と安田美結(同)の2人が北海道・関東選抜の一員として出場する。2人は共に昨年に続いての連続出場で、「自分の持てる力を全部発揮したい」と意欲を見せている。

 2人は、帯柏葉ラグビー部の女子部員として1年生時から男子と共に練習を続けている。

 安田は祖父の安田裕彦さん(76)が道ラグビーフットボール協会副会長で、父悟明さん(52)もラガーマン。兄拓来さん(19)は名門の同志社大ラグビー部員というラグビー一家。自身も小学3、4年の時に帯広少年ラグビースクールでプレー経験がある。その後、硬式テニスをやったが、高校入学で再びラグビーにひかれ、入部した。

 畠山は弟の倫さん(16)=同校2年=が安田と同じ少年ラグビースクール出身。自身はクラシックバレエを習っていたが、安田の誘いに「みんなでボールをつなぎ合う団結力が魅力」とラグビーを始めた。

 昨年、この大会に単独チームで臨んだ道選抜の一員として出場。畠山はスクラムハーフ、安田はプロップ。同校の加藤秀和監督もスタッフとして同行したが、道選抜は予選リーグで2敗し、下位トーナメントでも2戦とも敗退した。

 この時に安田は肩をけがし、手術を受けてリハビリを続け、練習を再開できたのは今年の3月に入ってから。

 一方、畠山は昨秋、岩手国体の女子ラグビー(7人制)に急きょ招集されて6試合中3試合に先発し、北海道の6位に貢献した。

 ボールのキープ力があり、接触プレーにも強い安田はけがも癒え、「自分でいけそうなところはどんどん突き進みたい」と表情を引き締める。小柄ながらも力強いタックルとどこまでもボールに絡んでいけるスタミナを持つ畠山は「いつも以上に声を出してチームの勝利に貢献する」と力を込めた。

 大会は単独校やクラブなど12チームが4つのブロックに分かれて予選を行い、各ブロックの順位ごとのトーナメントを実施する。北海道は今年、2人に加え中標津、札幌山の手、大野農の6人と関東の4人による合同チームで出場。予選では追手門学院高(大阪)と長崎レディースと対戦する。(大野篤志)

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