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お酢のスイーツ召し上がれ 一日だけの「農高カフェ」

一日限定のカフェ出店の準備を進める小林さん、君塚さん、梶さん、冨田さん、山中村長(右から)

 帯広競馬場内のとかちむら(帯広市西13南8)のキッチンゾーンに14日、帯広農業高校食品科学科・農産加工分会ビネガー(酢)班による一日限定のカフェ「お酢 de kitchen」が登場する。班員たちが学びの集大成として、同校オリジナルの「酢」を使ったスイーツや料理を自ら調理し、販売する。

 同班は学校の農場から出る規格外農作物を有効活用しようと、東北以北では初めての発見となるブドウの酢酸菌を使って代々の班員たちが野菜や豆の酢を作ってきた。

 今年度は3年生が中心となり、豆酢ジャムを使ったメキシコ生まれの伝統食品「トルティーヤ」を開発し、市内のイベントで販売。東京で開かれた物産展にも参加し、自分たちの酢がどのように消費者に評価されるかを学んだ。

 班員たちの共通の夢は、学びの集大成として酢を使ったカフェを出し、調理から販売、接客まで体験することだった。以前から連携のある帯広市内の飲食店「旬彩 高心」の統括マネジャーで、とかちむらのスイーツ&セレクトゾーンに共同で店舗を出す小林友恵さん(42)が今回も支援し、実現にこぎ着けた。

 当日、調理・販売するのは、トルティーヤ、カシスビネガーを載せたアイスクリーム、酢を使ったウイスキーボンボン風チョコレート、カシスビネガーティーなど。営業時間は午前11時~午後4時。

 3年生の梶亜季菜さん(18)は「製造も接客もして酢を広めるという自分たちの夢が実現するのはうれしい」、冨田夏未さん(18)は「活動を2年生にも引き継ぎたい」、2年生の君塚美沙さん(17)は「酢の奥深さと、先輩たちの実行力に驚いている」と話す。

 カフェ出店場所は、飲食店跡を活用した広さ約66平方メートル。とかちむらの山中大輔村長は「今後も『商品開発ラボ』として、食に携わる活動をする高校生や学生たちに活用してほしい」と話している。(酒井花)


◆農高カフェについて
とかちむら-公式ホームページ
とかちむら (Tokachimura) 【2月1日 2:39】の記事に詳細-公式Facebookページ

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