奥村JAXA理事長が初来町 大樹
【大樹】宇宙航空研究開発機構(JAXA)の奥村直樹理事長が5日、来町し、町多目的航空公園内の大樹航空宇宙実験場や町宇宙交流センター「SORA(そら)」などを視察した。奥村理事長が大樹に足を運んだのは初めて。
JAXAの取り組みに協力している大樹との連携を深めるために来町。同センターでは伏見悦夫町長らと共に小型ロケット、大気球の模型、小型衛星など「宇宙のまち・大樹」ならではの展示物を見て回り、説明を受けた。
奥村理事長は視察後、十勝毎日新聞の取材に「地元の皆さんに支援していただいていること、(大樹が)航空宇宙の発展に関し大事な役割を担っていることを実感した」と述べた。
昨年4月に就任した奥村理事長は東大大学院(博士課程)修了。元新日本製鐵副社長、元総合科学技術会議議員。任期は2017年度末まで。
JAXAは同実験場で08年から、大気球の実験を実施。宇宙の謎や環境問題を探る科学観測、次世代の輸送・探査技術に生かすための工学実験に活用されている。今年度は1機を放球(打ち上げ)した。
(関根弘貴)