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新コース来月17日オープン 全リフトにICゲート サホロスキー場

海外スキーヤーの来場増も期待される北斜面の新コースと安田総支配人(新井拓海撮影)

 【新得】加森観光(札幌)がサホロリゾートスキー場に開設工事中の新コースが12月17日にオープンする。新コースは従来のスキー場がある佐幌岳(1060メートル)北斜面に、上級者向けを中心に5コースを造成している。

 同社によると、新しいゲレンデは風など天候の影響が少なく、雪質が良い。自然景観を最大限に残しており、遠くには十勝岳やトムラウシ山も眺められ、海外から訪れる自然志向のスキーヤーにも選ばれる場所を目指す。新コースの総延長は4841メートル。12月1日に今季オープンを迎える現コースと合わせ、エリア面積は1・5倍の約98ヘクタール、計21コースになる。

 25日には安全祈願祭が行われ、田中透嗣副町長、菊地康雄町議会議長、植村高志十勝スキー連盟会長、スタッフら約40人が出席して神事を執り行い、今シーズンの無事故を祈った。

 新コースの供用開始に伴い、全リフトに紙チケット不要のICゲートシステムを導入する他、十勝サホロリゾートホテル内の「花森熊カフェレストラン」は12月10日、ゲレンデ内に姉妹店をオープンさせる。同22日から来年1月2日までは同ホテルも満室が続く。同社事業部の安田昌行総支配人は「スキー場全体の新しい改革を進め、ハード面で満足してもらえる施設にしていく。台風で落ち込んだ経済の活気を取り戻したい」と話す。

 今シーズンの営業は来年4月9日まで。午前9時~午後4時。12月17日~来年3月26日は午後6時まで。一部リフト・ゴンドラは日没まで稼働する。問い合わせは同スキー場(0156・64・4121)へ。(小寺泰介)

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