妊娠馬、雪蹴散らす 十勝牧場追い運動
【音更】家畜改良センター十勝牧場(町駒場並木8)で、農用馬の冬場の運動不足解消や妊娠馬の難産防止のための「馬追い運動」が、12日午前9時半から始まった。2月末まで行う予定。
参加するのは130頭で、12日はこのうちばん馬の基礎種のブルトン種やペルシュロン種など117頭が参加。雪の積もった1周800メートルの走路を2~3周ずつ走り、1トンを超える大きな馬が雪煙を上げて豪快に疾走する姿が見られた。
町十勝川温泉の山下一也さん(57)は、カメラが趣味の大阪市の義父、大月克彦さん(81)と共に撮影に訪れた。大月さんは「都会では見られない光景で、迫力がある。雪に覆われた白いキャンバスの上で馬の動きがよく撮れる」とシャッターを切っていた。同牧場の久保喜広さん(45)は「馬追いは昔からやってきたが、ここ数年口コミで見に来る人が増えている」と話す。
馬追い運動は一般公開している。平日午前9時半から。天候や馬場の状況により中止の場合もある。見学の問い合わせは同センター(0155・44・2131)へ(星茉莉枝)
◆十勝牧場追い運動について
・馬追い運動が始まります!-十勝牧場ホームページ