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JAL名古屋線、4年ぶり就航 8月1カ月間

とかち帯広空港の到着ロビーで歓迎を受ける名古屋便の乗客ら(1日午後1時ごろ)

 日本航空(JAL)帯広-中部国際空港(名古屋)線の季節運航が1日、始まり、午後0時45分に中部発の初便がとかち帯広空港に到着した。消防車による放水アーチで航空機を出迎え、就航記念セレモニーが行われた。十勝の関係者は利用促進に力を入れ、観光、ビジネスをはじめとする交流人口の拡大、来年以降の運航期間拡大や通年運航への期待を高めている。

 中部からの初便に搭乗したのは満席の165人。到着ゲート前ではJAL社員手書きの感謝カードや菓子、観光ガイドなどの記念品が配られ、歓迎を受けた。友人と観光で訪れた三重県の公務員山崎健一さん(35)は「十勝千年の森、ばんえい競馬や、豚丼などの食べ物も楽しみたい」。同便に搭乗した米沢則寿帯広市長は「定期化、通年化に向け、地域一丸で今後も動いていきたい」と話した。

 とかち帯広空港からの初便は午後3時20分、129人を乗せて名古屋へ飛び立つ。出発に先立ち、同2時40分から記念式典、同3時からは搭乗客への記念品配布が行われる。

 名古屋線は8月の1カ月間、毎週日、月、水、金曜日に各1往復運航する。中部発のJAL3303便が午前11時発(帯広到着午後1時)、帯広発の同3304便が午後3時20分発(中部到着同5時15分)。機材は、帯広-羽田線で使用している機材と同型のボーイング737-800(165席)を使う。

 JAL帯広支店(紀野典彦支店長)によると、1日午前段階での8月1カ月間の平均予約率は帯広発が7割台前半、中部発が8割台前半で、合わせて7割台の後半となっている。来年度以降の運航継続可否や期間拡大については、一定の搭乗率確保が判断材料になるとされている。

 十勝と中京圏を結ぶ路線は、2010年10月末に撤退した名古屋(小牧)空港線以来4年ぶり。(津田恭平)


◆JAL名古屋線就航について
名古屋線あす就航 初日はセレモニーで歓迎-十勝毎日新聞電子版(2014/07/31)
名古屋わくわく食・観光 直行便、あす就航-十勝毎日新聞電子版(2014/07/31)
観光切り口に交流拡大 JAL名古屋線就航インタビュー-十勝毎日新聞電子版(2014/08/01)

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