耕土興論「牧野伊三夫(画家) 卓袱台の竹馬」
東京で一人暮らしをするようになって、初めて卓袱(ちゃぶ)台というものを使って食事をするようになった。使わないときは脚を折りたためる食卓机は、江戸時代に狭い長屋で暮らすのに重宝されたと、何かで読んだことがある。確かに、東京の狭いアパートで暮らすのにはとても都合がよかった。 6畳1間で卓袱台を出..
東京で一人暮らしをするようになって、初めて卓袱(ちゃぶ)台というものを使って食事をするようになった。使わないときは脚を折りたためる食卓机は、江戸時代に狭い長屋で暮らすのに重宝されたと、何かで読んだことがある。確かに、東京の狭いアパートで暮らすのにはとても都合がよかった。 6畳1間で卓袱台を出..