帯広信用金庫は3月18日、特殊詐欺の被害防止のため出前講座を開催している。講師を務めたおびしんビジネスサービス(OBS)の松井浩行常務が具体的手口を分かりやすく紹介した。
帯広署は3月8日、イオン帯広店で特殊詐欺のVR(バーチャルリアリティー)体験会を開いた。ゴーグルを装着した来店客らが、バーチャル空間で詐欺の手口などを疑似体験するなど、巧みな誘導や周到な手口に引っ掛からないよう学んだ。
警察官や銀行協会職員などを名乗り、「キャッシュカードが不正に利用されているので使えないようにする」などと言ってキャッシュカードを準備させ、隙を見てポイントカードなどとすり替えて盗み取る手口。
サイト運営会社や携帯電話会社などを装い「未払いの料金がある。今日中に払わなければ裁判になる」などとメールやSNSで通知したり、パソコンなどでインターネットサイトを閲覧中に「ウイルスに感染」と表示させて、ウイルス対策のサポート費用を口実として、金銭などをだまし取る手口。