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猫カフェWishの会が社団法人化 来年用カレンダーも販売

カレンダーを手にするスタッフと看板猫の「ぎんなん」

 猫の保護活動や里親探しに取り組む帯広市内の保護猫カフェ「Wish」(東2南2)を運営する「猫たちを守る十勝Wishの会」(原田美加代表)は、今月1日付でNPO法人から一般社団法人へと組織変更した。

 他の保護団体などが増えたこともあって体制を縮小し、地域に根付いた活動の継続を図る。事業内容は変わらないが、保護する猫を減らすことで一匹一匹に手が行き届きやすくする。

 同会は2008年に発足し、今年10月までに1023匹を譲渡。猫の飼育費は猫カフェの入場料や寄付で賄ってきたが、慢性的な赤字が続いている。
 引き取ってほしい、近所に野良猫がいる-といった相談は1日当たり数十件に及ぶことも。安定した運営が課題となる中、一般社団法人となることで体制を縮小し、猫の譲渡に力を入れる。

カレンダー販売 保護活動資金に
 「猫たちを守る十勝Wishの会」は、2021年用のカレンダーを販売している。売り上げは活動資金に充てる。

 今年は全ての保護猫の写真と保護までの経緯や性格を掲載した。新型コロナウイルスの影響でカフェへの来場者や寄付金が落ち込み、猫たちの保護費など活動資金への不安は大きい。原田代表は「少しでも新たな飼い主さんが見つかるよう思いを込めた」と話している。

 一冊1100円。カフェやWishのネットショップなどで扱っている。問い合わせは電話・ファクス(0155・26・2833)で。(松田亜弓)

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