管内小・中学校 あす再開 校内消毒、座席に間隔
十勝管内の小・中学校では、8~10日に行われる予定の入学式や始業式に向け、体育館や教室の消毒作業が行われている。新型コロナウイルスの感染拡大が危ぶまれる中、教職員たちは「少しでも安心して登校してほしい」と細部にまで気を配る。学校が始まってからも毎日消毒を行う。
このうち帯広明和小(岸梅哲郎校長、児童333人)では6日、入学式(8日)の会場となる体育館の消毒作業を行った。新1年生50人の椅子は前後左右2メートル間隔で並べ、教諭がビニール手袋を着け、アルコール消毒液で一つ一つ丁寧に拭いた。1人が出席できる保護者の席についても同様の対応を取った。
式はPTA会長の祝辞や例年行っている在校生が祝う会を取りやめ、20分ほどで終了予定。オリエンテーションや教材などの受け渡しも体育館で行う。同日の始業式は、校長と新たに着任した教職員が校内放送であいさつする。
8日以降は毎日放課後、教室内や手すりの消毒作業をする。岸梅校長は「注意を払いつつ、新入生や在校生を温かく迎えたい」と話している。(松田亜弓)