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仏大使と高校生が交流 士幌高生も参加

ピック大使(左)に畜産品をPRする浜平さん(右から3人目)と南部さん(右)

 【東京】道内農業系4高校の生徒らとローラン・ピック駐日フランス大使の初の交流会が8日夜、都内のフランス大使館で開かれた。十勝からは士幌高が参加し、浜平くるみさん(16)と南部翔太さん(16)が各校で製造する畜産加工品を英語でPRした。

 日仏両政府は2016年、若手農業者の新規参入促進で協力することで合意。翌年から両国の農業高校の交流が始まった。今回は道高校長協会農業部会が農水省を通じて仏大使館に働き掛けて実現した。

 交流会には士幌高のほか、大野、岩見沢、中標津の各農業高が参加。会場にはチーズやハム、ジャム、フルーツなど生徒たちが手掛けた20種類以上の商品がずらりと並び、乳製品、肉加工品、農産加工品、農産物の4部門に分かれ、生徒たちが英語で説明した。

 士幌高はソーセージ、ベーコン、ゴーダチーズを出品。プレゼンテーションでは肉加工品を担当し、自校のソーセージでは、浜平さんと南部さんが地元のブランド牛「しほろ牛」を100%使っていることなどを強調。試食したピック大使は「(ソーセージに)牛肉を使うのは珍しい。味もしっかりまとまっている」と評価した。

 道内農業高校の取り組みを紹介するビデオも上映された。終了後、ピック大使は取材に対し「高校生で質の高いものを作れるのは素晴らしい。自国の農業発展のため若い人には頑張ってほしい」と語った。同部会の畠山佳幸会長(岩見沢農業高校長)は「高校生が作った商品が国際的にも通用することを実感できた」と話していた。(安倍諒)

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