秋満腹、各地で収穫イベント開催
実りの秋、全開-。10月最初の日曜日となった5日、十勝管内の各地で秋のまつりが開かれ、秋晴れの下、管内外からの大勢の観光客や地元客らでにぎわいを見せた。池田町の「秋のワイン祭り」では大型の観光バスが次々と会場のワイン城横イベント広場に詰め掛け、来場客は日高山脈を一望できる会場でワインを片手に牛の丸焼きなどに舌鼓を打った。
ワイン祭りは今年で41回目で、3年連続で開催前に前売りチケット(大人4000円)が完売した。この日は、道央圏や道外からのツアー客を含め約5000人が来場した。
主催する町観光協会の高森一郎会長が「香り高い十勝ワインをたっぷり楽しんで」とあいさつ。池田高校吹奏楽部による「ダンプレ(ダンス&プレー)」で幕開けし、勝井勝丸町長が乾杯の音頭を取った。
池田町産の牛の丸焼きに長い列ができた他、十勝産牛の焼き肉、サケのちゃんちゃん焼きなど来場客は思い思いの場所で食とワインを堪能。岐阜県から訪れた水口弘さん(80)は「天気も良く、ワインがおいしい」と笑顔。職場のツアーで子供3人と来場した釧路市の会社員栗城早苗さん(32)は「お土産のワインを家でゆっくり飲みたい」と話していた。
この他、池田高校がローソンと連携して商品化した「ふわふわワイン蒸しケーキ」(7日から全道で発売、1個130円)500個も、正午前に完売する人気ぶりだった。
この日は他に、新得町で「第41回大雪まつり」、幕別町では「まくべつ産業まつり」が開かれるなど、各地で実りの秋を楽しむイベントが行われ、来場客でにぎわった。(井上朋一)
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