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コロナ下の激走 無観客開幕 ラリー北海道2021

林道コースを駆け抜ける新井大輝選手のマシン(11日午前10時ごろ、陸別SS2。金野和彦撮影)

 【陸別】十勝を舞台にしたラリーの国際大会「ラリー北海道2021」(全日本ラリー選手権第9戦)が11日、開幕した。20回の記念大会だが、新型コロナウイルスの感染防止を目的に、昨年に続き無観客開催とした。初日は陸別、足寄両町内のスペシャルステージ(SS)で競技が行われた。12日まで。

 陸別町内の「ヤムワッカショート」(14・54キロ)を皮切りに、「リクベツロング」(4・63キロ)、足寄町内の「ヌプリパケ」(12・53キロ)で熱戦が繰り広げられた。リクベツロングの3・82キロ地点ではラリーカーが激しく砂ぼこりを巻き上げながら下り坂を走り抜けた。

 SS3を終えた時点の暫定順位は、新井大輝選手(SUBARU AMS STI)が首位に立った。

 無観客開催となったが、陸別町内の沿道には早朝から熱心なファンの姿が見られた。胆振管内洞爺湖町の福原博文さん(57)は「リエゾン(移動区間)でちょっとでもラリーカーを見たいと思った。来年こそ観客を入れて開催してほしい」と話し、陸別入りしたドライバーに手を振っていた。(澤村真理子)

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