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シンプルバレー和気あいあい まちマイ浦幌編

ジャンプ禁止など独自のルールで老若男女が楽しむ

ジャンプ禁止、70代も
 大樹町発祥のミニバレーとは異なる浦幌町独自のスポーツ、その名は「シンプルバレー」。年齢に関係なく手軽なスポーツとして、地域やPTA、学校行事などで盛んに行われている。

 39年前、ミニバレーを楽しんでいた町民から、「バレーボール経験者が有利で楽しくない」との声が上がり、当時の町教委職員が中心となり、年齢、性別に関係なく楽しめるようルールを改正、考案した。

 シンプルバレー特有のルールは、5人制で攻撃でも守備でもジャンプはできない、女子はタッチラインの前からサーブを打つなど。11点先取のゲームで使用するボールはミニバレーと同じだが、気軽に楽しんでもらおうという配慮がある。普及を目的に1992年、浦幌シンプルバレー協会が設立され、町体育協会にも加盟した。

シンプルバレーを楽しむ愛好者

 同協会の田中邦夫会長(68)は「70歳すぎの選手も多く、健康増進に役立っている」、立花智副会長(55)は「手軽に家族みんなで楽しめる」と話す。飯田明宏事務局長(38)は「年齢に関係なく和気あいあいとできる」と語った。

 現在は、市街地の6チームに20~70代の約80人が協会に登録。年齢別、混成など年6回の大会を開催し、交流を深めている。発足当初からの愛好者安盛周二さん(66)=材木町=は「最盛期は200人近い人が登録し、厚内や上浦幌、下浦幌からも大会に参加した」と当時を懐かしむ。農漁村部では現在でも、地域の行事として親しまれている。(広橋基嗣)


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