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彼岸入り 雪をかき分け墓参り

雪をかき分け先祖の墓に手を合わせる家族(17日午前11時半ごろ、塩原真撮影)

 彼岸の入りの17日、春の陽気に包まれ、青空が広がる十勝管内各地の霊園では、多くの家族連れらが墓参りに訪れた。スコップを手に雪をかき分け、墓前に手を合わせていた。

 帯広測候所によると、同日正午の気温は、帯広で平年より3・2度高い6度で、管内19観測地点で最も高かった。最深積雪は平年より5センチ多い28センチ。

 帯広緑ケ丘墓地では午前中から、長靴を履いてスコップを手にした市民らが次々と訪れた。墓石を雑巾で拭くなど手入れをした後、果物や仏花などを供え、手を合わせていた。

 帯広市内の井上稔さん(72)は、1時間以上除雪し、墓前までの道をつくり「今年は雪が重たく体にこたえる。きょうは雪かきだけで、別の日に改めてお参りする予定」と話していた。

 同測候所によると、今後1週間は天気が大きく崩れることはない見込み。
(藤島諒司)

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